益田市で唯一紙漉き作業が行われている
同市美都町都茂の「大久保広兼石州和紙資料館」に
可愛い珍客がときどき「来館」しています。
資料館を運営している広兼重継さん・紀子(としこ)さん夫婦の前に
初めて姿を現したのは1年ほど前のこと。
一切れのちくわを投げやったところ、少しずつ関係性が深まり
今では2メートルぐらい近づいても逃げなくなりました。
広兼さん夫婦は「コンちゃん」と名付け
愛犬のドッグフードを空の炊飯器に入れてやったところ
一定の距離を保ちつつ食べるように。
4月23日。広兼さん夫婦が人里離れた山深い場所にある資料館を訪れ
和紙原料となるミツマタの黒皮をはぎとる作業を行っていたところ
どこからともなくコンちゃんが姿を現し
まるで餌をおねだりする犬のように
広兼さんに向かってお行儀よく座ってみせました。
広兼さんがドッグフードを器に入れると
頭を突っ込み、黙々と食べる姿が確認されました。
コンちゃんは広兼さん夫婦が資料館を訪ねるのを待ちわびていたかのように
ときどき姿を見せるそうです。
最近では昼寝をしたり、敷地内の庭石(?)に溜った水を飲んだりしています。
★広兼さん夫婦の、ミツマタ黒皮はぎ作業の様子が
4月29日(水)17時から、ひとまろビジョンさんで紹介されます。
是非ご覧ください!